■これでいいのか? 長崎ハウステンボス
観光旅行者が多く訪れ、各方面で評価の高い、長崎県佐世保市にある観光スポット・テーマパーク「長崎ハウステンボス」であるが、あえて私は苦言を申しあげたい。
この長崎ハウステンボスを作るにあたって、コンセプトにしたことの一つが、「異国情緒」だという。
観光旅行、旅行の醍醐味は、異国情緒である。
長崎といって全国の人が思い浮かべる異国情緒をつくったのが、長崎ハウステンボスだと、社長の方は、講演会でこのような趣旨のことをおっしゃていた。
ところがである。
旅行者が、長崎に求めている異国情緒は全くのオランダではないのではないかと思う。
オランダに行きたい人は、長崎ハウステンボスではなく、直接、オランダにいくであろう。
これほど海外に自由に行ける時代である。
本物のオランダに行ける時代。
レプリカで我慢するような時代でもないはずだ。
長崎ハウステンボスは完璧なオランダの模倣である。
長崎はオランダと全く同じではないはずだ。
オランダ文化を取り入れた長崎、「ジャパン長崎」というものをもっと出していくべきではないのかと思った。
アジアからの観光旅行客も多いらしいが、お客は当然、日本が見たくてきていると思う。
アジアからの観光旅行客は、日本のオランダをどういう気持ちで見ているのだろうか。
もちろん、私は長崎ハウスボンテスに行ってみた。
アトラクションなどもさして、目を見張るものがなかった。
やはり、本物のオランダの方がおもしろいに違いないだろうと思った。
などと、偉そうなことを言っているわたしですが、まあ、不勉強なわたしの見当違いな意見なので、みなさん聞き流してくださいね。(^^;)
しかし、海水を飲み水に利用したりするなど、長崎ハウステンボスの環境関連の事業は素晴らしい。
国内でもトップクラスだと思う。
その点は、非常に評価すべき点である。