●緑の鹿児島
「緑の鹿児島がわたしに印象づけられた」
満開の桜が咲く鹿児島県姶良郡横川町(現、霧島市)のレジャースポット、丸岡公園にたどりつき、丸岡公園内を一望する展望台から景色をながめたところ、一面に深い緑の森が遠くまでひろがっていた。
丸岡公園の展望台から東側に目をやると、つづく森の先には、韓国岳、高千穂峰などの霧島連山の姿がある。
普段、鹿児島に生活していて、わたしは鹿児島に対して「青」のイメージがあった。
鹿児島は青空の日が多いからだ。
また、のぞむ桜島、錦江湾の青さでもある。
しかし、目の前に広がる深い緑の森をみて「緑」もまたわたしの鹿児島に対するイメージカラーとなった。
それにしても丸岡公園は、大変眺めのよいところである。
●植木あふれる横川物産館「よいやんせ」
「植木が多いなあ」
鹿児島県姶良郡横川町丸岡公園を観光旅行し、鹿児島市へ帰る途中、県道五五号線沿いにあった産直店、横川物産館「よいやんせ」に立ち寄ったわたしはつぶやいた。
手づくりの「横川味噌」など地場産品をあつかう横川物産館の前にはツツジやミカンなどの植木がすき間なくならべられている。
植木は、店の横の方まで列になって続いている。
ほかには、ちょっとみたことがないほどの多さだ。
混みあうとまではいかないが、夕方、閉店前にしては、結構な人でにぎわっている。
軽トラックでかけつけた地元のおじさん おばさんなどがゆっくりと植木をながめている。
「みんな好きなんだろうなあ」
山あいの街、自然に囲まれた横川町という土地柄を物語っているような光景だった。