●火山灰に埋まった鳥居「黒神埋没鳥居」
鹿児島県の桜島観光旅行中のわたし。
桜島の観光名所・観光地・旅行スポットの「黒神埋没鳥居」を見に行く。
桜島の東に位置する、大正時代の大噴火で埋もれた鳥居「黒神埋没鳥居」が残る黒神地区に入る。
あたりには灰がまっている。
さきほどの溶岩流が一面にひろがるところも含め、この桜島の東側はものすごい灰だ。
火山のある桜島らしい光景ともいえる。
逆にフェリーの発着する桜島港がある西側はまったく灰を感じさせなかった。
同じ島でもすごいちがいだ。
桜島といっても全部に灰がドッカと降るわけではないのだ。
しかし、こんな灰がまっているところでは、生活がたいへんそうだ。
目的の桜島観光名所の「黒神埋没鳥居」は、中学校の敷地、体育館と校庭に挟まれたところにあった。
案内板によると、「黒神埋没鳥居」は三メートルも高さがあったそうだ。
いまは、上の部分のみが地面からでている。
噴火で埋まる前から見ると、今は空中を歩いていることになるなと、ふと頭によぎった。
もし、わたしの住む近所にある神社の鳥居が灰で埋まったらと考えてみる。
すごいことだ。
桜島観光名所の黒神埋没鳥居をあとにし、さらに道を進むと、海辺沿いに小さな集落があらわれた。
何の気なしに、海辺の集落内の様子をみてみることにした。
民家の間をすり抜けると、道は溶岩で囲まれた小さな港で行き止まりになった。
こんなすごい港があるのは桜島くらいだろう。
●薩摩半島までみえる桜島「有村溶岩展望所」
「そんなところまでみえるのか」
鹿児島県の桜島観光旅行中のわたしは、桜島の観光名所・観光スポット・旅行地の「有村溶岩展望所」にやってきた。
一面に溶岩が横たわる中にたつ桜島観光名所の一つ有村展望所には、展望写真が展示してあり、そこには薩摩半島の端、指宿市沖に浮かぶ無人島・知林ヶ島や、さらにその先にそびえる「開聞岳」が写っていた。
今日はモヤがかかっていてそれらはみえない。
しかし、左手に見える緑の山なみの大隅半島にばかり意識がいっていたので、有村溶岩展望所から薩摩半島の景色がながめられるとは思わなかった。
横たわる桜島観光名所の溶岩流を一とおりみて有村溶岩展望所の駐車場へ戻る。
途中、桜島の頂上からモクモクと煙がでてきた。
噴火したようだ。
噴煙は、風にのり広がるのが早い。
駐車場へ戻ると、軒をつらねる桜島観光土産店では、桜島大根のつけものが売っていた。
おいしそうだが、時間がないので、わたしはみるだけで、桜島観光名所の有村展望所をあとにする。
さらに国道224号線を西へ進む。
次は、桜島の頂上を近くにのぞむ桜島の観光名所・観光地・旅行スポットの「湯之平展望台」をめざす。
今走っている桜島の「南半球」の道路、国道224号線は、のどかな田舎道だった「北半球」の道路(県道)とはまったく異なり、交通量が多い。
どんどん車がスピードをあげてやってくる。
この南半球の道路は、鹿児島港へのフェリーが発着する桜島港と大隅半島の垂水市、鹿屋市を結んでいるから往来する車も多いのだろう。