●イッシー?・・・、大ウナギのいる鹿児島県指宿市「池田湖」
原付バイクで南九州は、鹿児島県の薩摩半島を観光旅行中の私。
日本本土最南端の山川町にある西大山駅をあとにしたわたしは北へほどなく走り、指宿市のはずれにある巨大な生物イッシーがいる?と言われている池田湖へやってきた。
夕暮れ、日が傾きかけた夕方の池田湖畔は人影もまばらだった。
遠くに美しい稜線の開聞岳が見える。写真を撮る。
人影はまばらだが、向かいにある池田湖の土産店「池田湖パラダイス」には、観光バスが一台とまっている。
その人にまみれ、池田湖の土産店に入ってみた。
広い土産店の一角には、大きな水そうがあり、怪獣イッシーとつながりがある?、大ウナギ(大うなぎ・大鰻)を展示していた。
大ウナギ(大うなぎ・鰻)は池田湖の名物。
最初はどこに大ウナギ(大うなぎ・鰻)がいるのか、と思ったら、目の前にある細長い古木のような黒い物体が大ウナギ(大うなぎ・鰻)だった。
先端に目がついていたので、大ウナギ(大うなぎ・鰻)だとわかった。
水そうの中なので、正確な長さはわからないが、1メートルくらいだろうか。
四匹ほどが水そうの中でじっとしていた。
大ウナギ(大うなぎ・鰻)は微動だにしない。
案内板には「夜行性」とあるが、そのせいだろうか。
池田湖で、もうひとつ、気になることがあった。
池田湖畔の公園にある、案内板である。
薩摩半島の地図が描かれた池田湖の案内板だったが、それがボロボロだった。
南国の強い陽射しに照らされ、色あせた池田湖の案内板には、JR線のところにいまだに「国鉄」とあった。
国鉄がJRとなって何年たつだろうか。
10年以上はたっている。
と、いうことは、この池田湖の案内板は、10年以上も塗り直されないまま、こうして人目にさらされているのだ。
指宿市にある「なのはな館」だとか、山川町にある「フラワーパーク」などの大型施設を整備するのもいいが、こういうもっと身近なところにも関係の方は手を入れて欲しい。
池田湖の案内板は、公園の真ん中あたりのめだつところにあるので、なおさらだ。
まあ、こういう寂れ具合が「日本の南端、はじっこ」という情緒が感じられていいのだけれども。