道の駅、村おこし、町起こし、地方活性化レポート

道の駅運営方法・活性化策

~村興しリポート・地域開発企画・町起こしレポート・地域経営などのご参考に~

地域性をいかした魅力ある道の駅運営を

今、地域の顔づくりとして国土交通省「道の駅」事業が盛んである。

むらづくり、村おこし、まちづくりの名のもと、すでに、全国各地におよそ約500ヶ所以上もの道の駅ができている。

それぞれに、地域の特色がいかされ、道の駅施設の外観はとても個性的で魅力的なものが多い。

しかし、外観だけでなく中身を含めて、道の駅は、本当に旅行者にとって便利で魅力的なドライブポイントになっているであろうか。

私は、東北から九州までの道の駅を旅行者として数多く利用してきた。

その経緯を踏まえ、道の駅について気になった点、改良点を旅行者サイドの視点から今回まとめさせて頂いた。

今すく実行可能な点を多く述ベたつもりである。

高尚な建築家や著名な専門家が道の駅についての経営や計画について述ベることももっともであるが、また、それと同時に実際に道の駅を利用し、お金を消費し、経営を支えてくれる旅行者のサイドから見た視点、及び提言も今後、十分に経営戦略や構想計画の中に反映させて頂きたい。

そして、今後一層、道の駅の整備が進み、各施設間の競争が予想される中、他の道の駅よりも 一歩抜きんでた、ワンランクアップの―助としてご活用頂ければと思う。

また、道の駅だけでなく、産直店や公共の湯・宿、高速道路のサ―ビスエリア、民間のホテル、旅館、テ-マバ-クなどの土産品店にも参考となる箇所が多くあると思いますので、重ねてご参照していただければ幸いです。

さらに、普段、旅行者として道の駅を利用している一般の方や観光を学んでいる学生の方々にも旅行の共通の話題として読んで頂ければ、なお、嬉しい限りてす。

 

道の駅の土産物の品揃えはその地域に由来するものに限るべし

道の駅は地域の特産物の販売の場でもある。

しかし、道の駅によっては、この点が徹底されていない所が以外に多い。

これは、何も道の駅に限った話してではなく、全国のホテルや旅館などの土産物を扱う売店などでも言えることである。

海岸から、100キロメ-トル以上も離れた山中なのに海のものを売っていたり、他県で製造されたものを「当店のお勧め品」と名うったりしているのを目にした。

例えば、ある農産品で地域おこしを行っている所では、地元産の商品の他に、当地とは何ら関係のない東京のメ-カ―が生産した、しかもス―バ-で売られているような商品までもが、土産品として売られていた。

いくら、その農産品に関わる商品とはいえ、あんまりではないだろうか。

よその地域の商品を売るスぺ―スがあるのなら、一つでも地元の商品を売るベきではないだろうか.例え売れないにしても、その商品を育てる努力をするベきである。

いくら、売れるとは言え、他の地域の商品や東京のメーカーが作った商品を売っているようでは、地域活性化のための道の駅の存在性が薄らいでくる。

そして、一向に地域振興はままならない。

振興せずに活気のない地域には旅行者の目はますます遠のき、経営が苦しくなっていく。

このことが徹底されない地域は、旅行者サイドから見た場合その地域全体のイメ-ジが薄く感じられる。

また、この地域には何もないことを無言でアピ―ルしているようにも映る。

このことから、やはり、取扱商品は地元のものを置くベきである。

 

道の駅内の通路上の足元に商品を置くべからず

道の駅内の土産品店で、商品があふれ、並びきらないせいだろうが、通路上の足元に商品が置いてあるのを時折、目にする。

スぺ-スの限られた建物内の事であるのだから、都合上、仕方のないことなのであろう。

しかし、旅行者が道の駅の商品を見るのに夢中となって足元に気付かず、転んでしまう可能性が考えられる。

特に、道の駅などの土産品店は、旅行者にあふれ、周囲、特に足元の視界が悪い事もある。

また、道の駅の旅行者と言えども健常者とは限らず、身体の不自由な方や車イスの方もおられる。

健常者にとっては、それほど問題もなく通行できるかもしれない。

しかし、身体の不自由な方や車イスの方にとっては、その分、通路が狭ばめられ、通行しにくいケ―スも十分に考えられる。

先日、私が聴講しにいったバリアフリ-関連のシンポジウムでは、「障書者にとって優しい施設は、健常者にも優しく、結局、みんなに優しい施設となる」例が紹介されていた。

公共性の強い道の駅は、このように、「みんなに優しい施設」であって欲しい。

通路上の足元に商品を置かないなど、細かい点にも気を配り、誰もが地域に触れ会える道の駅の環境づくりをお願いしたい。

 

全国の道の駅運営方法・活性化策チェックシート

1.有線放送の垂れ流しはするベからず
2.地区の寄り合い施設にするべからず
3.従業員はサ―ビス業としての意識を持つべし
4.土産品の品揃えはその地域に由来するものに限るベし
5.建物の入口に不要な物を置くべからず
6.大型車の駐車スペースに普通車を駐車させない工大をすベし
7.トイレを宣伝の場として利用すべし
8.施設に入る前から演出をすべし
9.村レベルのサ-ヒスではなく全国レぺルのサ-ビスを心がけるべし
10.通路上の足元に商品を置くべからず

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