■プロ野球シミュレーションゲーム「ベストプレープロ野球」の特徴
▼選手データが細かい
それでは、前回の記事からの続き、ここで、プロ野球シミュレーションゲーム「ベストプレープロ野球」のゲームとしての特徴を挙げてみましょう。
私が持っている「ベストプレープロ野球」WindowsウィンドウズPC版を参考に、以下、紹介してみます。
まず、「ベストプレープロ野球」の特徴の一つは、選手のデータが細かい点です。
パソコンの「ウィンドウズ版」を例にしますと、バッターの場合、「肩」、「足」、「選球眼」、「長打力」、「巧打力」、「ファースト、セカンドなど各ポジション毎の守備力」などの豊富な項目が、A~EとSの6段階で、設定されています。(Sが最も能力値が高いです。S>Aです。)
とくに珍しいのでは、左ピッチャーに強いかどうかを示す「対左」、チャンスに強いかどうかを示す「信頼」といった項目もあります。
ピッチャーの場合は、「変化球の切れ」、「球質」、「スタミナ」などの豊富な項目が、A~EとSの6段階で、設定されています。
この組み合わせで、ゲームをおもしろくする個性的な選手が生み出される訳です。
▼自分でデータが変更できる
次に「ベストプレープロ野球」の特徴の一つは、選手のデータが変更できる点です。
ですから、他の野球ゲームのように、「2006年度版」とか、「2007年開幕版」とか買わなくても、自分でデータが変更できますので、選手名を変えたり、選手データをいじれば最新のものでゲームが楽しめます。
データをいじるときに、ちょっとした選手の知識が必要になるかもしれませんが、そこがまた楽しいのです。
実際にナイター中継をみながら、「あの選手は、肩が強いから肩はAだな」とか「あの選手は以外に足が遅いから足はBからDに変更だ」とか、日頃の観戦で得た知識がいろいろと試せるわけです。
ですから、日々のナイター観戦がより楽しくなっちゃいます。
常に「ベストプレープロ野球」のデータを意識しながら、ナイターをみてしまいます(それは、ワタシです、笑)。
プロ野球を楽しむためにナイター中継を見ているのか、それても、「ベストプレープロ野球」のデータのためにナイター中継をみているのかわからなくなってしまいます(笑)。
また、自分でデータがいじれる訳ですから、架空のチームも作れます。
選手名だけでなく、チーム名や、ユニフォーム、フランチャイズ球場まで変更可能です。
たとえば、今までに来日した外国人選手だけを集めたチームとか、引退、解雇された選手だけを集めたチームなんていうのも作れます。
また、自分の友人を集めてつくったチームなんてのもできます。
また、チーム名やフランチャイズ球場も変えれるので、NPBのプロ野球球団がない、松山、金沢、新潟、沖縄などにもプロ野球球団をつくることができます。
ようするに、「ベストプレープロ野球」は、自分の理想とするプロ野球の世界が作れる訳です。
さらに、自分でデータが変更できるということは、この他にもスゴイメリットがあります。それは、「一生涯遊べる」ということです。
新しい選手が入ったりしても、自分でどんどんデータを変更して最新のもにしていけばいいのです。ですから、何年でも遊べます。しかも、自分好みに選手をつくれる訳ですから、タマリマセン。
現にわたしも、ファミコン版から数えて、15年以上も、この「ベストプレープロ野球」にハマっています。これは、これからもずっと続くと思います。ほんと、一生涯遊べるというのも、間違いでないような気がしてなりません。
▼成績表が豊富
次に「ベストプレープロ野球」の特徴は、チームの勝敗数などといった細かい成績表が見れる点です。本塁打数、盗塁数などの細かいデータを見ることができます。
また、選手個人個人の出場試合数や打率、安打数など、投手であれば、勝、敗、セーブなどといった細かいデータも見れます。
また、リーグごとの打率の順位、盗塁の順位などといったランキングもみれます。どの選手が首位打者か、2位は誰か、3位は誰か、といった新聞によくあるような成績表がご覧になれます。この成績表をながめるのもコアなプロ野球ファンには楽しいひとときですよねぇ。
さらに、「ベストプレープロ野球」は、自分が監督としてゲームに参加しなくても、コンピュータ同士だけで戦わせて成績表を出させることも可能です。この場合は、高速でデータを処理し、なんと、数十分でペナントレースが終了します。
「今年の巨人は、阪神はどうなるのか? 」、「パリーグは? 」といったことがシミュレーションできるわけです。
また、選手データを変更できる訳ですから、「メジャーリーグで活躍中のイチロー選手がもし、巨人に入ったら」とか、「もし元西武の松坂大輔投手が、ドラフトで、もし、地元の横浜に入っていたら」といったこともシミュレーションできちゃう訳です。
このように、「ベストプレープロ野球」は、選手のデータ、チームの成績表を見るのが好きなコアなプロ野球ファンにはたまらない野球ゲームです。
「ベストプレープロ野球」は、ファミコン版からゲームボーイアドバンス版(GAMEBOY ADVANCE/GBA)、プレイステーション2版(PlayStation2/PS2)、パソコン版(ウィンドウズWindows)などまで幅広い商品がありますが、しかし、残念なことに、現在、「ベストプレープロ野球」は、すべての商品が販売終了となったようで、新品を扱うゲーム販売店では手に入れることはできません。
手に入れるには、中古ゲーム店やアマゾンマーケットプレイスやヤフーオークションなどに頼るしかないようです。
とくにパソコン版のベストプレープロ野球2000年度版は、現在、Yahoo!オークションにてかなりの高額で取引されているようです。(泣、わたしは、1999年版です。)
それでは、生産終了となってしまったようですが、現在のところ「ベストプレープロ野球」シリーズの最新版である「新ベストプレープロ野球」の魅力について、次回、ご紹介いたします。
▼参考リンク
- オンライン書店「アマゾン」(Amazon.co.jp)内を「ベストプレープロ野球」で検索
ファミコン版、GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイアドバンス)版、プレイステーション2(PlayStation2/PS2)版などのベストプレープロ野球の中古品の在庫状況やベストプレープロ野球関連書籍・本の一覧などがご覧になれます。