●紅葉を見に鹿児島県大口市にある「曽木の滝」へ
2007年11月下旬。鹿児島県大口市にある東洋のナイアガラと呼ばれる「曽木の滝」へ行ってきた。
鹿児島県大口市にある「曽木の滝」は、秋の紅葉がキレイと聞いたので、行ってみた。
大きな岩を豪快に落ちる滝と紅葉が見たかった。
夕方16:00頃、曽木の滝公園の駐車場に到着すると、すでに、赤や黄色の紅葉が見える。
ちょうど見ごろの紅葉で色が濃くきれいだった。
駐車場から見えるだけで、これだけキレイだとワクワクする。
この先楽しみだ。
●曽木の滝公園のレストランと土産物店は落ち着くスペース
まずは、駐車場近くにある、レストランや土産物店を見て歩く。
レストランや土産物店が3~4件ほど連なっている。
この曽木の滝公園のレストランや土産物店の雰囲気がオレは好きだ。
と、いうのは、レストランや土産物店の前が広場になっていてゆったりとした空間が広がり、また、レストランや土産物店の前には、どっしりした木のイスとテーブルがあって、お茶が飲めるようになっている。
この、とても、くつろいだおちついた雰囲気が好きだ。
レストランでは、曽木の滝を下流方向に少し進んだところにある曽木発電所跡を撮影した写真展が行われていたので眺める。
曽木発電所はすでに操業は停止されているが、今でも、洋風のレンガづくりの建物の壁が残っており、ダムの水が渇水になるとその姿を拝むことができる。
写真展の写真はそれほ多くはなかったが、現在の様子だけでなく、貴重な創業時の写真もあり、廃墟マニアのオレは興味をそそられた。
●いよいよ曽木の滝公園の紅葉を見物
レストランを後にし、赤いもみじや、黄色のイチョウをながめながら、曽木の滝の展望所へと向かった。
イチョウなどはだいぶ葉が落ちていて、イチョウの木の下は黄色のジュウタンが広がっていた。
それでも、赤いもみじ、黄色のイチョウとも、葉の色が濃く、ちょうど見ごろといったところだった。
夕方、16時をまわったころだったので、周囲は少し薄暗くなってきたので、よけいに、紅葉の赤や、銀杏の黄色が映え、幻想的に見えた。
もみじも葉っぱが普通のよりも小さいものもあり、驚かされた。木の種類が違うのだろうか。
●東洋のナイアガラ「曽木の滝」を見て思うこととは?
赤や黄色の紅葉をながめながら、曽木の滝の展望所に到着。
巨大な岩が隙間なくたくさん一面に広がっていて、その奥に横幅の広い滝がある。
その様子から、東洋のナイアガラを呼ばれている。(ちょっとおおげさか?)
滝ももちろんすごいが、この大きな岩が隙間なくたくさん一面に広がっている光景をみる度にいつもオレは、感心してしまう。
自然現象とはいえ、これだけ巨大な岩が一箇所にゴロゴロとある景色は本当に不思議だ。
本当に岩がゴツイというか、でかい。でかすぎる。
オレは鹿児島市の街中に住んでいるが、豪快に流れ落ちる曽木の滝とこの巨大な岩が連なる景色をみる度に、いつも、「街中にばかりいては、視野が狭くなるなー、自然に触れないといけないなー」と内省する。
曽木の滝へくると、本当に、人間は日常に追われてばかりで、自然に触れないとダメになるなーと感じさせてくれる。
最近の言葉で言えば、パワースポットか。曽木の滝はオレにとっては、そんな場所だ。
曽木の滝を眺めていると、水鳥が1匹、川の水の流れがふきだまりになっている水際で、一生懸命なにかを口ばしでつついていた。
プランクトンか水草があるのかな?。
水際で、ずっと水面と格闘していた。
時には、水面にある水草にのってまで、水面を口ばしでつついていたのが不思議だった。
それから、ふと空を見上げると、夕焼け空に、渡り鳥がV字になって飛んでいた。
V字になって飛ぶ渡り鳥を見たのは、いつ以来だろうか。
よく外で夕方遅くまで遊んでいた少年の頃を思い出すなー。V字になって飛ぶ渡し鳥を見たのはそのとき以来かもな。
曽木の滝公園を後にし、帰り道、曽木の滝を横断する橋を車で渡る。
橋の右手には、上から眺めた曽木の滝があり、そこから、下流へと流れる川の水に、夕焼けの赤が薄っすらと映っていてとてもきれいだった。
橋の左手には、渡り鳥が多数、羽を休めていて、これまた風情のある景色が広がっていた。