■えびの高原ドライブ~宮崎県えびの市観光旅行~
●晩秋のえびの高原へ
2007年11月下旬。
宮崎県えびの市にある観光旅行地、えびの高原へ行って来た。
去年も11月にえびの高原の紅葉を見たり、池めぐりをしに訪れたので、今年も行ってみたいと思った。
しかし、インターネットの情報では、11月下旬現在、すでに紅葉が終わってしまったとのこと。
去年は、11月上旬に訪れ紅葉を見ることができたが、今年は用事があって紅葉に間に合わなかったが、とりあえず、1年ぶりに行くのが懐かしくて行ってみた。
午前に鹿児島市よりドライブ気分で車を走らせ、霧島温泉郷を通り、えびの高原へ向かった。
えびの高原下に広がる霧島温泉郷は、赤や黄色の紅葉がまっさかりだった。
しかし、えびの高原に入ると、沿道の木々は葉が落ちて、やはり紅葉は終わっていた。
枝木ばかりの寒々しい冬の景色が続く。
インターネットの情報どおり、紅葉は終わっていた。
●静寂に包まれた、えびの高原不動池
最初に、えびの高原の道路沿いにある不動池へ向かった。
不動池は、深い緑のかかった澄み渡った水がきれいな円を描いている。
確かに、水がキレイだが、それ以上に、オレは、その静寂に驚かされた。
耳を澄ますと、まったく何も音が聞こえない無音状態だった。
にぎやかな鹿児島県鹿児島市の街中に住んでいるので、とっても、まったく何も音が聞こえない無音状態は、貴重な体験だった。
それから、不動池から霧島連山の頂上へと続く山は、温泉の硫黄ガスのせいか、草木はまったく生えておらず、土がむき出しになっており、荒涼とした景色が続いていた。
頂上の方は、今日の天気が曇りなので、雲がかかっていて、よく見えなかった。風が強いのか、結構雲の流れが早い。
昨年来たときも感じたが、南国・宮崎とは思えないほどの荒涼とした寒々しい景色に、「ここは、本当に、南国・宮崎なのか?」と驚かされた。
しかし、車でふらっとドライブするだけで、こんな大自然を感じ、気分がリフレッシュできるえびの高原は、本当にすばらしいところだ。
●えびの高原ドライブスポットへ
静寂につつまれた不動池を後にし、大きな駐車場やレストラン、お土産屋さんがあるえびの高原のドライブ拠点スポット「えびの高原レストセンター」へ向かった。
さらに、「えびの高原レストセンター」の奥には宿泊ができる国民宿舎・えびの高原温泉ホテル(えびの高原荘)やえびの高原スケート場、えびの高原キャンプ村(キャンプ場)がある。
このえびの高原のドライブ拠点スポット「えびの高原レストセンター」には無料の足湯がある。
去年も思ったのだが、ここの足湯は、とってもぬるい。
えびの高原は寒いので、もっと熱くしてもいいと思うのだが。
えびの高原のずっと下にある妙見温泉の足湯はとっても、熱い。
えびの高原は、妙見温泉よりも標高が高くて寒いから、もっと足湯の温度をあげてもいいと思う。
そのせいか、去年も今年もあまり足湯につかっている観光旅行客を見かけたことはほとんどなかった。
お土産屋さんで、漬物などを買い、えびの高原を後にした。
えびの高原へ向かう途中、来るときに鹿がいたところがあったが、すでにいなくなっていた。
鹿は、人馴れしていて、何かエサをもらっていたが、お腹がいっぱいになって、お昼寝しているのだろうか。
●自分を見つめ直す場所、えびの高原
来年もまた、11月にえびの高原に来て見たい。
去年、今年と来たので、来年もぜひ、来て見たい。
一年に一度同じ場所に来ることで、自分がどのくらい成長したのか、自分を見つめなおす場所にしたい。
オレの自分を見つめなおす場所は、えびの高原以外にもある。
鹿児島県鹿児島市にある与次郎ヶ浜だ。
与次郎ヶ浜からは、広がる錦江湾(鹿児島湾)の先に、悠然とそびえる桜島が見える。
毎年、2月、与次郎ヶ浜にある鹿児島県立鴨池球場でのプロ野球のオープン戦を観戦し終わった後に、与次郎ヶ浜から桜島を眺めるのが、自然と恒例行事になっている。
桜島を眺めながら、去年のオレと今年のオレを比べ、自分を見つめなおしている。
そういうスポットにえびの高原もしたいと思った次第である。
来年は、金銭的にも、精神的にも、人間関係的にももっと成長して、成功して、満面の笑顔と満足感でえびの高原にドライブしに来たい。