気持ちの切り替え、気持ちを切り替える

気持ちを切り替えるのが早い、90歳のおじいさん

えー、何だか最近、わたくし、一年間の疲れがたまっている訳ではないのですが行動がトロイなー、と思う昨今、よく考えると、2007年12月、そう、師走なんですね。

その師走に役に立つかどうかわかりませんが、ちょっと参考になるようなお話したいと思います。

先日、町内会の行事で、近所にある大きな公園の草刈りがありました。

日曜日の朝だったのですが、わたしも忙しい両親の代わりに参加しました。

そして、同居しているわたしのおじいさんも参加しました。

おじいさんは学校の用務員をしていたので、もう、草刈りなんて得意中の得意、庭いじりが今も趣味で大好きなので、当然、参加しました。

日ごろ、身体を動かしていないわたしは、90歳になるおじいさんのパワーに圧倒されてしまいました。

だって、おじいさん、毎日、枝の剪定や、庭の管理、畑管理をしているのですから、デスクワークばかりのオレはかないません。

35歳のオレでも、かなわないくらい90歳のおじいさんはパワフルに慣れた手つきで草を刈っていきます。

もちろん、介護認定を受けていませんので、デイサービスにも行っていません。

その代わりに、老人クラブには行っております。

そして、その草刈りがひと段落し、主催者のリーダーの方が、

「もう、そろそろいいですよ。あがってください」

と言ったんです。

でも、オレをはじめ、周りの方々は、「あがっていいですよ」と言われてすぐ撤収するのも、恥ずかしいので、まだ、なんとなく草刈りをしていたのですね。

わたしには、公務員の知り合いがいないのでよくわからないのですが、公務員の方なんかで、午後五時退社で、ピッタリ五時であがるのは、なんか気まずいから、少し残っていようか、なんてことがあるのかどうかわかりませんが、それと同じ感覚だと思います。

そしたら、わたしのおじいさいんが、「もう、そろそろいいですよ。あがってください」の声を聞いたとたん、まだ、手持ち無沙汰に草刈をしていた俺に向かって

「何をやっているんだ。あがるぞ。帰るぞ」

と、諭しました。

そのときに、いやー、すごいなーと思いました。

体力もある上に、物事の「切り替え」、気持ちの「切り替え」も早い。

すごいなー、と思いました。

さすがに、学校で用務員の仕事をしていただけあって、パッパッツと気持ちを切り替えて行動しないと、仕事にならなかったんだろうなー、すごいスキルをもっているなー、と感動しました。

だって、普通はさあ、「あがってもいいよ」といわれても、すぐあがったら、なんか、いかにもって感じを相手に与えるから、少したってからあがろうと思うじゃない?(オレだけ?)。

でも、おじいさんは、すぐに気持ちを切りかえて、「あがろう」と言ったから、びっくりしました。

その後、特に、用事があった訳ではないのですがね。

おじいさんの時間感覚の鋭さに驚かされました。

 

本だけでなく、体験での学びも大切にしよう

さすがに、おじいさんは、90年も生きていると、他の人とは違うすごい生き方のノウハウやスキルがあるんだろうなー、と思わざるを得ませんでした。

おじいさんは、いつも、「オレの同級生や近所の方々はみんな天国に言ったよ」っていうのが、口ぐせです。

そりゃ、90年も生き残ってきたんだから、それなりのすごい生き方のノウハウやスキルをもっているはずです。

ほんと、読書好きのわたしは本で読むことばかりが学びだと思っていたのですが、身近な生活で気持ちの切り替えの大切さを学びを得ました。

しかも、人生の生き字引ともいえる、わたしの90歳になるおじいさんから気持ちを切り替える大切さを学びを得ました。

こういう身体で感じたり、体験したりしたことは、文字で読むよりも、教訓として記憶に残り、体得しやすすいと思うので、いい体験になりますよね。

これからも、本で文字で追うことに加え、体験で学びを得ようと思いました。

 

すばやく気持ちを切り替えて「師走」を乗り切ろう!

仕事やら雑用で、何かと忙しい師走。

タブブラウザーのようにパッツパッツと、気持ちの「切替え」を早くして、年末を乗り越えていきたいですね。

新しい年を迎えるためにも。

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