九十九里鉄道の本・書籍、ユニーク車両が走ったローカル私鉄、廃線

かわいらしいガソリンカーが走った「九十九里鉄道」を旅してみませんか?~鉄道の本・書籍・写真集の紹介~

千葉県にあった九十九里鉄道をご存知ですか? 。

九十九里鉄道は、JR東金線東金駅から東へ進み、九十九里浜沿いにある上総片貝まで走っていた約9キロほどの小さなローカル私鉄でした。

九十九里鉄道は、大正15年に開業しました。その後、昭和36年に廃止・廃線となりました。

この九十九里鉄道の魅力は様々ありますが、その一つに主力として走っていたガソリンカーがあげられます。

小型のバスのような小さな車両車体で、正面には、トラクターのエンジンのような小さなボンネットがちょこんと付いていました。

その姿はなかなか、かわいらしいものでした。

ユニークな車両でした。

そして、これまた小さな客車や貨車を3~4両ほどひいて、九十九里海岸近くをガタゴト走っていました。

終点に到着すると、このガソリンカー車輌は、小さなターンテーブルで方向転換をして、また再び、今きた線路を戻っていきました。

このように、九十九里鉄道は、古き良ききローカル私鉄の魅力にあふれていました。

この、かわいらしいガソリンカーが走った九十九里鉄道をご覧になってみませんか? 。

この九十九里鉄道が「九十九里鉄道―潮騒の浜へゆくキドー」(著者:白土貞夫/発行所:ネコ・パブリッシング)として、一冊の本・書籍となっております。

この「九十九里鉄道―潮騒の浜へゆくキドー」をお読みになりますと、蒸気機関車、ガソリンカーなどの貴重な写真と、歴史がわかる詳細な本文で、九十九里鉄道の姿がお楽しみになれます。

これ一冊で九十九里鉄道のかわいらしい車両たちがお楽しみになれます。

さらに、うれしいことに、「九十九里鉄道―潮騒の浜へゆくキドー」には、ガソリンカーの図面や終着、上総片貝駅の構内配線図まで載っています。

模型車両やレイアウトづくりなどの参考にもなります。

正直のところ、ローカル私鉄がお好きならこの本は、手に入りにくくなる前に目にしておきたい一冊です。

なぜなら、掲載の貴重な写真には、車両だけでなく、沿線で暮らす方々の姿も写っているからなのです。

髪を結んで和服姿で出かける若い女性、車内で切符を切る女性車掌、閑散とした駅構内で遊ぶ子供たちの姿など、当時の生活の様子がよく伺えます。

このような生活感は、より一層、ローカル私鉄の魅力をひきたててくれます。

興味のある方は、絶版や売り切れとなり入手困難となる前に、今すぐこの「九十九里鉄道―潮騒の浜へゆくキドー」をぜひ、読んでみてください。

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