■童話に出てきそうなカワイイ汽車が走った「別府鉄道」を旅してみませんか？
別府鉄道をご存知ですか？ 。
別府鉄道は、兵庫県の播磨灘沿いにあったわずか7.6キロの小ローカル私鉄でした。
「別府」と書いても九州の「別府」ではないのですね。
ちなみに読みは「べっぷ」ではなく「べふ」です。
別府鉄道は、大正10年に開業し、昭和59年に廃止・廃線となりました。
この別府鉄道の魅力は様々ありますが、その一つに車両のおもしろさがあげられます。
マッチ箱のような古典客車をひく遊園地のおとぎ列車のような小さな蒸気機関車、いかつい顔した戦車のようなディーゼル機関車、マイクロバスのように小さなディーゼルカーなどなど個性的な車両が活躍していました。
とくに、草地や田んぼが広がる中を、小さな蒸気機関車が小さな古典客車をひく姿は、まるで絵本を見ているようにメルヘンチックなものでした。
そんな個性的な車両たちの中のひとつに、ひときわ珍しいディーゼルカーがありました。キハ３型です。
これは、なんと、車両の正面下半分に柵のある荷台がついたものでした。荷台には自転車などを乗せて走りました。
荷台がしかも、全面についた車両というのは、本当に珍しいものですね。
このように別府鉄道には、わずか、7.6キロの小私鉄ながら、実に個性的な車両が活躍していました。
こんな、個性的な車両が活躍した別府鉄道をご覧になってみませんか？ 。
別府鉄道が「図説 別府鉄道」（著者：安保彰夫/発行所：ネコ・パブリッシング）として、一冊の本、書籍となっております。
この「図説 別府鉄道」をお読みになりますと、昭和30～40年代の貴重な別府鉄道の写真と、歴史がわかる詳細な本文で、個性的な車両がッ活躍した別府鉄道の姿がお楽しみになれます。
これ一冊でカワイイ顔をした別府鉄道の車両がお楽しみになれます。
さらに、うれしいことに、「図説 別府鉄道」には、蒸気機関車、ディーゼルカーなどの車両の図面まで載っています。
模型車両づくりなどの参考にもなります。
正直のところ、ローカル私鉄がお好きならこの本は、手に入りにくくなる前に目にしておきたい一冊です。
なぜなら、懐かしさを誘う小さなローカル私鉄の魅力がこの本にはいっぱいだからです。
絵本に出てきそうなかわいい小さな蒸気機関車と客車、短いホームが一面の簡素な途中駅、小さな車庫に肩を寄せ合うディーゼルカーやディーゼル機関車など本当に、小さなローカル私鉄の魅力にあふれています。
興味のある方は、絶版や売り切れとなり入手困難となる前に、今すぐこの「図説 別府鉄道」をぜひ、読んでみてください。
