●日本で最初に電車が走った「京都市電」
歴史深い京都市街地を走った京都市電をご存知ですか？ 。
京都市電は、京都市街地を碁盤目状に張られた路線を走っていました。
京都駅、四条大宮、中書島、金閣寺、祇園、烏丸などを通っていました。（路線名：外周線、河原町線、烏丸線、伏見線、稲荷線、北野線など）。
京都市電は、明治28年に京都電気鉄道として開業したのが始まりです。
これは、日本で最初に電車が走った歴史的な出来事でした。
大正７年、京都市が京都電気鉄道を買収して、京都市電となりました。
京都市電は、京都市民の足となり活躍しました。
歴史ある寺院や清らかな流れの川を横目に見ながら、趣き深い京都の街を走りました。しかし、自動車社会の到来により、昭和53年に廃止となりました。
●日本最大とも言える路面電車の停留所
この京都市電には、様々な魅力がありました。
その中でも興味深いものの一つに京都駅前に広がっていた、日本最大とも言える路面電車の停留所でした。
これは、降り口と乗り口のホームが異なるものでした。
通常の路面電車の停留所は乗り降りは同じホームにありますが、京都駅では、多くの乗客をさばくために、降り口ホームと乗り口ホームが別々に設けられていました。
このように京都市電は、興味深いところが多くある路面電車でした。
●古都・京都を走った「京都市電」を旅してみませんか？
この京都の街を走った京都市電の姿をご覧になってみませんか？
京都市街地を走った京都市電が「京都市電が走った街 今昔」（発行所：JTB）として一冊の本になっております。
この「京都市電が走った街 今昔」をお読みになりますと、市街地を行く電車の豊富な写真、歴史がわかる詳細な本文を楽しむことができます。
また、定点対比として、過日の写真と現在との対比の写真を楽しむことができます。
今と昔の街並みの移り変わりを楽しむことができます。
昔懐かしい過去と目まぐるしい現在の姿が一目でわかります。
「こんなところに停留所があったのか」、「こんなところを市電が走っていたのか」など、多くの驚きを感じることができます。
まだ名残りがあるところ、一切何もなくなってしまったところなど時代の移り変わりを感じることができます。
定点対比で、政令指定都市として発展する京都市の街の移り変わりの激しさを多く知ることができます。
さらに、「京都市電が走った街 今昔」には、架線からの電気を受けて走るバス「トロリーバス」（無軌条電車）の貴重な姿も楽しむことができます。
屋根上に架線集電用のポールを載せたトロリーバスが京都市街地をゆく光景を楽しむことができます。
興味がある方は、絶版や売り切れとなり入手困難となる前に、今すぐこの「京都市電が走った街 今昔」をぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。
