●名鉄に、今はなき廃線、廃止路線があるのをご存知ですか?
愛知県名古屋市を中心に都市間輸送に活躍する名古屋鉄道(名鉄)ですが、今はなき、廃線、廃止路線があるのをご存知ですか? 。
平成13年に廃止となった谷汲線(黒野~谷汲)、揖斐線(黒野~本揖斐)を始め、美濃町線(新関駅東方~美濃)、一宮線(岩倉~東一宮)、尾西線(玉ノ井~木曽川港)、勝川線(味鋺~新勝川)など、以外と多くの廃線、廃止路線がありました。
●名古屋城の外壕の中を走った名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線の珍レール「ガントレットポイント」
それらの廃線、廃止路線の中で、興味深いものの一つに 名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線(堀川~土居下)があります。
名古屋都心と郊外の住宅地とを結ぶ発展著しい瀬戸線ですが、かつては、名古屋城のすぐそば、堀川沿いにある堀川駅が起点でした。
この堀川から電車は、名古屋城の外壕の中を走っていました。
この堀川の隣りの駅、本町駅近くにあった「ガントレットポイント」は、よそにはない珍しいものでした。これは、道路橋の「本町橋」の下にあったものでした。
本町橋下のスペースが単線分しかないため、複線のレールが、ここで寄り添い、ちょうど互い違いに交わるものでした。
レールは接続はしておらず、少しづらした形でした。
遠くから見ると、レールがつながってポイントのようにみえました。
この外壕を走った路線は、昭和51年に廃止となりました。
現在、ホームや駅舎は残っていないものの、まだ、駅の階段などが残っているそうです。
●名古屋鉄道(名鉄)の鉄道廃線跡を楽しんでみませんか?
このように、以外にも多くの鉄道廃線がある名古屋鉄道(名鉄)の鉄道廃線跡をあなたも楽しんでみませんか?
実は、名古屋鉄道の鉄道廃線跡をまとめたものが、「名鉄の廃線を歩く~愛執の30路線徹底踏査~」(著作:徳田耕一/発行所:JTB・JTBキャンブックス)として一冊の本になっております。
この「名鉄の廃線を歩く~愛執の30路線徹底踏査~」をお読みになりますと、名古屋鉄道の鉄道廃線が、過日の貴重な写真と歴史がわかる詳細な本文で楽しむことができます。
名古屋鉄道の鉄道廃線跡歩きの旅が居ながらにしてお楽しみになれます。
また、「名鉄の廃線を歩く~愛執の30路線徹底踏査~」をお読みになりますと、「こんなところにこんな廃線があったのか」、「こんなところを電車が走っていたのか」など、多くの驚きを感じることができます。
日本三大都市の一つとして発展する名古屋、及び愛知県の街の移り変わりの激しさを多く知ることができます。
さらに、「名鉄の廃線を歩く~愛執の30路線徹底踏査~」の巻末には、資料的価値の高い名古屋鉄道の廃線、停車場一覧が収められておりますので、名鉄ファンには、たいへん興味深い一冊です。
この「名鉄の廃線を歩く~愛執の30路線徹底踏査~ 」に興味のある方は、絶版や売り切れとなり入手困難となる前に、今すぐぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。