鉄道未成線を歩く国鉄線編、廃線跡・未成線跡・未成駅

●北海道への観光旅行中に偶然見かけた謎の鉄道廃線？

15年ほど前、九州に住む大学生だった私は、北海道の大学へ進学した高校の同級生の下宿を遊びに訪れた。

その同級生である友人は、北海道の真ん中にある旭川市の隣りの深川市という小さな街に住んでいた。

深川市にある友人の下宿を起点に、札幌、小樽などを観光して歩いた。

その旅行の中で、テレビドラマ「北の国から」で有名な富良野へ向かったさいの帰りに、事件は起きた。

深川市から富良野市へ向かう途中に、かつて炭鉱の街としてにぎわった芦別市という街があった。

その芦別市の市街地を過ぎて郊外の北海道らしいのどかな田園風景に差し掛かった途端、我々が走る道路と並行して、鉄道の路盤のようなものが、続いているのがみえた。

向かう時は、窓が逆方向だったので、帰りに気がついた。

鉄道マニアであり、廃線マニアでもある、わたしは、ふと、「あれ～、こんな廃線あったかなあ？」と不思議に思った。

確かに芦別市にある根室本線芦別駅からは、旅客輸送も行った三井芦別鉄道が南へ延びていた。しかし、この、鉄道路盤は、芦別駅から北へ延びているものだった。

だから、三井芦別鉄道ではない。

いったいなんなのか。

「地図に記載のない、貨物専用の鉱山鉄道だったのかな？　」などと思いながら、眺めていたら、いつのまにか、鉄道路盤は途切れたようで見えなくなった。

廃線であれば、駅、橋梁、信号、踏切の跡などがあるはずだが、そんなものはなかった。

はたして、この謎の鉄道はなんだったのだろうか？　。

●北海道にあった謎の鉄道廃線の正体は・・・、

結局、九州の自分の部屋へ帰ってから、鉄道廃線の資料を調べてみた。

しかし、該当する鉄道はなく、結局わからずじまいだった。

そして、その後、とある本でそれは、解明した。

実は、わたしが北海道の芦別市の郊外で目にしたのは、旧国鉄の未成線（計画線）だった。

鉄道未成線（計画線）とは、計画され、工事がなされたのにもかかわらず、開業に至らなかった路線だ。

わたしが見た鉄道未成線（計画線）は、「芦別線」という名の路線のようで、根室本線芦別駅から函館本線の深川駅の隣りの納内駅を結ぶものであった。

芦別市内から採れる石炭を深川市の先にある留萌市の港へ運ぶ予定の鉄道だった。

実は、このような地図や資料には掲載のない旧国鉄の未成線（計画線）が全国各地にたくさんあるという。

もしかしたら、あなたの住む街の近くにもあるかもしれません。

●実現に至らなかった旧国鉄の「未成線」を巡る旅へでかけませんか？

こんな地図や資料にも載っていない不思議な旧国鉄の未成線（計画線）歩きの旅にでかけませんか？

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「鉄道未成線を歩く (国鉄編) 」を読むと、旧国鉄の未成線（計画線）の姿が、豊富な写真と詳細な解説文、そして、分かりやすい地図で、知ることができます。

本文は、鉄道未成線（計画線）の歴史や経緯が詳しく書かれています。

また、掲載の地図は、国土地理院の地図に鉄道未成線（計画線）をトレースしてありますので、位置関係がよくわかります。

また、鉄道未成線（計画線）の現在の姿を写真とともに詳しく紹介しています。

●「鉄道未成線を歩く (国鉄編) 」の気になる内容とは？

「鉄道未成線を歩く (国鉄編) 」をお読みになりますと、今までにほとんど明らかにされることのなかった旧国鉄未成線（計画線）のドキドキワクワクの旅がお楽しみになれます。

それでは、どんな鉄道未成線（計画線）がお楽しみになれるのか、以下に一部をあげてみましょう。

などなど、全部で21線もの鉄道未成線（計画線）がお楽しみになれます。

その他、鉄道未成線（計画線）に関するコラムなども収録されています。

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特に、「鉄道未成線を歩く (国鉄編) 」は、インターネットのホームページでも結構人気がある想像や空想上の鉄道、未来鉄道といったものに興味がある方には、「ハマ」ってしまいそうなほど、おもしろい本です。

フムフムと時間を経つのを忘れて読んでしまいます（それは、ワタクシです、笑）。

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