軽便鉄道とは?、廃止廃線ナローゲージ狭軌軌道線、人車軌道・森林鉄道・鉱山鉄道・専用軌道

軽便鉄道とは?

軽便鉄道をご存知ですか? 。

軽便鉄道とは、JR(旧国鉄)の線路幅1067mmよりも、さらに狭い線路幅の小さな狭軌鉄道のことです。

軽便鉄道の種類によっては、ナローゲージや軌道などと呼ばれるものもあります。

かつて、全国各地の山村、漁村を、まるで、遊園地のおとぎ列車のような、小さなかわいい汽車が走っていました。

しかし、車社会の到来により、軽便鉄道は、昭和50年までにほとんどが姿を消しました。

この軽便鉄道の魅力は様々ありますが、その一つに車両のおもしろさがあげられます。

外国製のスマートな蒸気機関車が走っているところもあれば、イカツイ顔したディーゼル機関車、軽自動車のワンボックスカーのように小さなガソリンカーが走っているところもありました。

 

車体幅がわずか160センチという細長い電車が走っていた花巻電鉄

例えば、岩手県にあった軽便鉄道の花巻電鉄には、路面電車として走る道路幅の関係から車体幅がわずか160センチという細長い電車が走っていました。その独特の細長い風貌から「馬ヅラ電車」と呼ばれていました。

このように各軽便鉄道によって実に様々な表情の車両が存在していました。

軽便鉄道には、旧国鉄にはない、個性的な表情の車両が無数にありました。

 

ユニークな車両がいっぱいの全国の「軽便鉄道」を旅してみませんか?

こんな、ユニークな車両がいっぱいの全国の軽便鉄道をご覧になってみませんか? 。

全国各地に存在した軽便鉄道を解説ものが「全国軽便鉄道~失われたナローゲージ物語300選~」(著者:岡本憲之/発行所:JTB)として、一冊の本にまとめられております。

現在は入手困難のようですが、この「全国軽便鉄道~失われたナローゲージ物語300選~」をお読みになりますと戦前、戦後の貴重な軽便鉄道写真と、各軽便鉄道の歴史がわかる詳細な本文で、全国各地の軽便鉄道の姿を楽しむことができます。

巻末には、資料的価値の高い全国の軽便鉄道のデータを収めた一覧表がついておりますので、鉄道ファンには、興味深い一冊です。

ちなみに本書で取り上げられているのは、軽便鉄道のほかに、人車軌道、馬車軌道、簡易軌道、森林鉄道、鉱山・炭鉱鉄道、工事軌道、工場軌道、遊覧鉄道、砂利採取軌道、製材所の軌道、軍用軌道など、一般の鉄道軌道から工場などの専用軌道まで、幅広く掲載されています。

興味のある方は、現在、「全国軽便鉄道~失われたナローゲージ物語300選~」は、入手困難のようですので、お近くの図書館でご覧になるか、もしくは、上記リンク先の「Amazon.co.jp」にあります「アマゾンマーケットプレイス」で中古本をお求めになるなどして、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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