■瀬戸内寂聴氏、講演会、法話(青空説法、青空講話)、覚え書きメモ。
昨日、瀬戸内寂聴師の講演会、法話(青空説法(あおぞら説法)、青空講話(あおぞら講話))を聞きに行って来ました。
瀬戸内寂聴氏の講演会、法話(青空説法(あおぞら説法)、青空講話(あおぞら講話))終了後、自宅に帰ってから、参考になった点を思い出しながら、ノートに走り書きのメモしたものを、本ブログサイトにて清書し、まとめてみました。
初夏のさわやかな風が吹く青空の下、野鳥の声が響き渡る山間の博物館の芝生広場がある公園で、のほほん、マターリと聞いてきましたので、聞き違い、記憶違いなどあるかもしれませんが、ご了承ください。
●1.男と女の嫉妬心について
▼瀬戸内寂聴氏のお話。
源氏物語の時代から男と女の間には、嫉妬心(ジェラシー)がある。
愛し始めたときから苦しみのはじまり。
昔から人間は同じ問題かかえている。
愚かな人間はいまだに克服していない。
新婚夫婦。
夫が会社へ。
会社には妻よりも若くて美しい女性がたくさん。
妻が不安。
嫉妬、妄想の始まり。
相手を追いかけてはダメ。
追いかければ相手は逃げる。
追いかけないと相手は逆に、こちらがに新しい異性が出来たのではないのかと気になり、戻ってくる。
追いかけない方が勝ち。
愛とは冷めるもの。
愛とは変わるもの。
相手の自分に対する愛情が薄れるのはしょうがない。
万物流転(ばんぶつるてん)。
しかし、ボロボロになっても人を愛したという気持ちを持って死ねれば最高。
人生、生きるとは出会い。
人間との出会いも、モノとの出会いも。
しかし、出会いがあれば別れもある。
▼わたしの感想、気づき。
源氏物語の時代から男と女の間には、嫉妬心(ジェラシー)があり、おろかな人間は未だ克服できていないことに身に覚えがあるだけに、驚きを覚える。
これは、相手を疑って、考えても切りがない。
男と女の間の嫉妬心は、源氏物語の時代から解決できていないのだから、凡才なオレが今、考えたってしょうがねえな。
考えないのがベストだ。
わたしは、なんと今まで無駄なことに時間と労力を費やしてきたのだろうか。
でも、おかげで、だいぶスッキリした。
日本一の大商人・斎藤一人氏が確か言っていたと思うけど、人間は昔から同じ歴史を繰り返し歩んでいることが多いから、過去の偉人や歴史書から学ぶことは多い、と言っていたが、本当かもしれない。もちろん、身近なご年輩の方から学ぶことも多いだろう。
そして、やはり、愛とは冷めるもの永遠ではないのだという認識で生きるしかない。
商業的な音楽や映画、小説の影響で、われわれは、「愛は永遠」というのを無意識のうちに刷り込まされていたのだ。
洗脳されていたのだ。
そして、「鉄は熱いうちに打て」というように、男と女の間には、その人と付き合う時期、旬というものがあるように思える。
その時期を逃したら、いくら、求愛してもうまくいかない。
たとえ、うまくいっても、ダレてくるだろう。
数少ない恋愛経験を振り返って、そう思う。
●2.人生について
▼瀬戸内寂聴氏のお話。
人間長生きして、最後まで燃え尽きて生きる。
瀬戸内寂聴氏50歳過ぎてから出家。
瀬戸内寂聴氏80歳過ぎてから、オペラなどの台本書きにチャレンジ。
長生きのたまもの。
縄の網目が絡まっているように善悪があるのが人間。
善悪。
どんなに悪事を働いても、仏は死という罰は与えない。
人間は、戒律を守れない。
坊さんは一人を慎みなさい。
常に仏が見ていると思って行動しなさい。
愛人とホテルに行っちゃだめよ。
▼わたしの感想、気づき。
瀬戸内寂聴氏の講和後の質疑応答のさい、瀬戸内寂聴師の立ち姿を見て、スゴイと思った。
足を肩幅まで開き、こぶしをギュっと握って、しっかりと立っていたからだ。
全身からエネルギーが溢れているように見えた。
日々燃え尽きて生きている方なのだなあ、と感動した。
オレも日々燃え尽きて生きたいと思った。
●3.最近の青少年が起こす事件について。
▼瀬戸内寂聴氏のお話。
日本が戦争で敗戦し、勝ったアメリカが日本の最高システム、核家族化を分散させた。
両親を田舎に残し、都会に出て働き結婚する人が急増。
そのため、子育てできない親が急増。
最近の青少年の犯罪増につながっている。
▼わたしの感想、気づき。
なるほど、その通りだと思った。
現代の問題点の原因をシンプルに的確にわかりやすく表現されたので、本当に頭の回転が早い方なのだなあ、と思った。
●その他、全体的なわたしの感想。
瀬戸内寂聴さんはとにかく、決断が早い。
直感的。
瀬戸内寂聴さんの講演会、法話(青空説法(あおぞら説法)、青空講話(あおぞら講話))後の質疑応答時間でのこと。
恋愛について質問した女性に、間髪おかず、
「こんなところに来てないでデートしなさい」、「すぐ結婚しなさい」、「そして、元気な子供を生みなさい」とアドバイス。
熟考とは無縁の竹を割ったようにスパスパと生きている方なのだなあと思った。
頭の回転が早い方なのだなあと思った。
オレは熟考、慎重派なので、思いつきでたいして考えもせずにつき進んで失敗しないのかなあ、と思う。
もし、今度、質問する機会があったら、聞いてみよう。
それから、オレは、ブログを複数立ち上げていて、それぞれのブログでのキャラ分けをどうするかで悩んでいたが、各々で別人格のキャラを演じてもいいし、全部オレだと豪傑なひらきなおり善悪融合的人間のようなキャラを演じてもいいと思った。
瀬戸内寂聴さんの講演会、法話(青空説法(あおぞら説法)、青空講話(あおぞら講話))からブログの問題の解決策を得るとは、やはり、問題の解決は全然関係ないことからやってくるのだなあ、と感じた。ハハッハ。
また、質疑応答のさい、瀬戸内寂聴さんを崇拝している数珠をつけている遠方から来た女性がこれからも、講演会、法話(青空説法(あおぞら説法)、青空講話(あおぞら講話))のおっかけをするといっていたが、おいおい、いい加減もう自分で考えて生きろや、と思った。
何か問題があるたびに、瀬戸内寂聴さんに質問していたら、切りがないだろうと。
偉そうなことはいえないけど、お勉強はほどほどに、いい加減、自分で考えて自分の人生を歩んだ方がいいのではないかと思った。
いちおう、オマエモナーと自分突っ込みを入れておく。
おまけ:司会者の方がうまかった。場をなごませていた。あのくらい砕けてもいいのだ、と勉強になった。
▼瀬戸内寂聴氏プロフィール
瀬戸内寂聴(せとうち じゃくちょう)
旧名、旧ペンネーム(本名?):瀬戸内晴美(せとうち はるみ)
1922年5月15日生まれ。
徳島県徳島市出身。
女性。
小説家。
天台宗の尼僧。
(参考:ウィキペディア(Wikipedia)より)