●西大山駅・日本最南端の駅を訪ねて~鹿児島県JR指宿枕崎線・日本本土最南端の駅、西大山駅旅行紀行~
日本最南端の駅・西大山駅(JR九州・指宿枕崎線)というのが、私の住む鹿児島県にはある。
2003年に沖縄モノレール(ゆいレール)が開通し、厳密に言うと日本最南の駅ではなくなったが、「一般鉄道」、「JRの駅」としては、日本最南端の駅である。(最南端は沖縄モノレール(ゆいレール)赤嶺駅だそうです)
まあ、日本本土最南端西大山駅とでも言ったほうがいいのだろうか。
とにもかくにも、日本本土最南端の駅(日本最南端の駅)西大山駅は、薩摩半島の南端、開聞岳の麓、畑が広がる中にぽつんとその駅はある。
西大山駅は、南国の強い日差しの下に、草むしたよれよれのレールが敷かれ、駅舎のない短いホームだけがある無人駅。
ホームには、日本最南端の碑がある。
西大山駅は、人の気配は全くない。
それは、なぜかしら、寂しさと懐かしさを感じさせる光景だった。
日本最南端の駅・西大山駅のホームや案内板、イスなどには、いろいろ「らくがき」がしてあった。
旅の思い、人生の願い、恋愛の苦しみなど人それぞれだ。
まあ、観光地であれば、よく見かけるものばかりだ。
又、西大山駅には、書き込み用のノートもあり、いろいろつづられてあった。
らくがきだけではなく、まじめに書いてあるものもあった。
これらには、日本最南端の駅・西大山駅を訪れたという気持ちを共有しあいたいのか、住所や電話番号が記されているものもある。
流してみていたら、ちょっとおもしろいマークを見つけた。「@」である。
ご存知、メールアドレス。
なんですね。
メールであれば、自宅の住所、電話番号、本名など名のる必要はない。
メル友を募集する感覚で気軽に書けるのであろう。
結構、たくさん目に入ってきた。
電子メールの普及を、畑の中にぽつんとある日本最南端の駅、無人駅である西大山駅で感じとった。