茂木健一郎氏の本書籍レビュー評価、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」司会者、クオリア・勉強法・ブログ、amazon

●NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」司会者でおなじみの、脳科学者、理学博士である茂木健一郎氏著作の本を読む

最近、なんだか、自己啓発書や成功法則の本・書籍を読んで学んだことが、まったく自分の中に定着できていない。

何か良い方法はないかなー、と思っていた。

ある日、何気なく新聞を読んでいたら、ある本・書籍の広告が私の目に飛び込んできた。

「脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?」(ビジネス社)

著作は、NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」司会者でおなじみの、脳科学者、理学博士である茂木健一郎氏。

「なぜやりたいことを書きだすと実現するのか」という本・書籍の副題を読み、そうか、書くことで学んだことが定着できるのではないか、そうか、そんな簡単なことだったのか、それなら、読んで実践してみようと思い、オンライン書店「アマゾン」(Amazon.co.jp)でこの本・書籍の目次や評価・レビューなど本の詳細を確認した。

そして、おもしろそうな本・書籍だったので、手に入れて読んだ。

読んでみて、本当にタメになることが書いてあった。

人生においても、学習法、勉強法においても参考になる点があった。

書くことは、本当に大切なのだなー、と痛感した。

その他、茂木健一郎氏が、「クオリア」(感覚の持つ質感)という概念に気付いたエピソードなど、いろいろな例え話、実話も多く書いてあり、大変勉強になった。

なかでも、下記でも紹介するが、「キャピタルのない人は「その日暮らし」になってしまう可能性がある」、「脳は確実性と不確実性が混ざり合っている「偶有性」の状態を楽しむようにできている」、「アップルコンピュータ社創立者のスティーブジョブスの言葉」などがタメになった。

また、ネタがなくても書くことでネタが現れてくるのだなあ、という気づきも得た(実はこのブログ記事も、あらかじめハッキリとしたイメージがあったわけではなく、書くことで自分の頭の中の考えが抽出され形になり、完成した)。

さまざまな学び、気づきを得た、脳科学者、理学博士である茂木健一郎氏著作「脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?」を読んで、良かった点を忘れないようにここに覚え書き、メモしてまとめておこうと思う。

このブログ、ホームページが茂木健一郎氏の本評価、書籍レビュー、脳科学、脳を生かした人生や勉強法、学習法などの情報をお探しの方の参考になれば幸いです。

■脳科学者、理学博士である茂木健一郎氏著作「脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?」覚え書きまとめメモ

●第二章 脳は「記録」されたがっている

・「メタ認知」とは、自分をあたかも外から観察しているかのように認識する能力。(p48)(メタ認知とは自分を客観視する能力)

●第三章 なぜ書くだけで願いが叶うのか

・脳は確実性と不確実性が混ざり合っている「偶有性」の状態を楽しむようにできている。(p73)

・さて、無意識を意識化する有効な方法があります。すでに、お気づきの人もいるかもしれませんが、それは「無意識を言語化する」こと、つまり文字にして書くことなのです。無意識を脳の外に固定することでメタ認知が働き、自分の中ではっきりと意識化されることになるのです。(p82)

・脳の中に確実なものを積み増すためには、脳の外に固定点をつくる=文字を書くといい。(p84)

・キャピタルのない人は「その日暮らし」になってしまう可能性があります。キャピタルはあくまでも自分の活動の足跡、もっと言えば「生きざま」です。文字にして書いたものは、脳にとってのキャピタル(資本)になる。(p91)

・意識しているから書けるのではなく、書くことで初めて無意識を意識化できる。(p93)

●第四章 なぜ書くだけで願いが叶うのか

 ・自分の夢や目標が分からなければ、紙とペンを用意して思いつくままを書いたり、一人ブレストをすると見つけやすい。(p114)

・「早すぎる自伝」とは、脳の外に固定点を持つことであり、自分の人生を整理すること、そして時空を超えて過去の自分と対話することである。(p123)

●第五章 なぜ書くだけで願いが叶うのか

・書くだけで新しい脳の回路が立ち上がる(p147)

・言葉はその人の氷山の一角(p158)

・言葉とは自分を映す鏡である。(p171)

・「根拠なき自信」でも、自信を持っている脳の状態ができあがる。(p190)

・座右の銘を持つことは言葉と自分を一体化させること。(p191)

・「自分の好きなこと(仕事)に全力で取り組んでいると、思わぬチャンスがやってくる」(アップルコンピュータ社創立者のスティーブジョブスの言葉)(p194)

・「(出来事の)点と点が結ばれていくことを信じれば、人生に失望することなんかありません。それどころか、人生がまるで見違えるものになることでしょう」(アップルコンピュータ社創立者のスティーブジョブスの言葉)(p196)

●第六章 偶有性の時代を生き抜く

・偶有性という概念が血肉化されていくと、一つひとつの出来事に対して一喜一憂しなくなります。なぜかといえば、人生何が起こるか分からないからこそ、楽しいと思えるからです。(p204)

・人生は偶有性の連続で、次に何が起こるかは誰にも分かりません。けれども実際何か事が起こったときに、自分の中にプリンシプル(生きるうえでの原理・原則・信条)を持っていれば、ー言いかえれば、自分の中に「これだけは譲れない」「これがあれば大丈夫だ」という確実性を持っていればー、不況になろうが会社をクビになろうが定年退職しようが、自分自身が揺らぐことはないのです。(p209)

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