■守破離の意味とは?、守破離とは?~守破離(しゅはり):修行成長プロセス概念、進歩発展段階~
●守破離の意味とは?、守破離とは?
先日、ビジネスマンである私は、人生を成功させるための方法を説いた「個性を捨てろ!型にはまれ!」という本を読んだ。
著者は、人気漫画「ドラゴン桜」の作者、三田紀房氏。
「個性を捨てろ!型にはまれ!」は、いわゆる「守破離」(しゅはり)の「守」の大切さを説いた本である。
参考リンク:「個性を捨てろ!型にはまれ!」
「守破離」とは、物事を習得するさいの成長プロセス、修行段階を示したもので、「守」は指導者の教えを守ること、「破」は指導者の教えを自分になりに進歩、発展させること、「離」は指導者を離れ独自の世界を切り開くこと、である。
主に、茶道や武道などで用いられる概念である。
さて、なぜわたしは、「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んだのか。
それは、基本をマスターする大切さを最近になって痛感したからである。
わたしは、会社を動かす経営者をめざしているが、恥ずかしながら、今まで一度も経営学の基本となる本は読んだことがなく、これではいけないと気づき、まさしく、今、経営学の入門書を読もうとしていたところであった。
そんな中、オンライン書店アマゾン(Amazon.co.jp)で偶然にもこの「個性を捨てろ!型にはまれ!」の書名が目に入り、「守破離」の「守」ともいえる基本を習得する大切さ、心構えを学ぼうと思った。
そういう訳で、わたしは、「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んだ。
●「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、最も学んだこととは?
この「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、最も学んだことは、「型をしっかりとマスターして普通のことを普通に行う大切さ」である。
なぜなら、失敗というのは、普通のことができない状態が引き起こした結果であるからである。
具体的に著者は、「個性尊重の現代社会の中で、実力以上のことをやろうとして、普通以下の結果しか得られなかった失敗者に限って、基本となる型さえマスターしていないことが多い。型をマスターして普通のことを普通にやれば、それは成功だ」というようなことを主張している。
恥ずかしながら、今までの自分に思い当たることが多々あり、なるほどと感じた。
という訳で、この「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、最も学んだことは、「型をしっかりとマスターして普通のことを行う」ということである。
●「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、これから、心がけるべきこととは?
本当にわたしは、個性尊重主義の現代社会の中で、普通のことを普通に行うことの大切さをおざなりにして来たと思う。
これから、経営者をめざすわたしは、修行成長プロセス概念「守破離」の「守」ともいえる「経営学の基本」をしっかりとマスターして、日々実践で磨き、経営学の基本を自分のものにして、「普通の経営者」をめざして行きたいと思う。
最後に、「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、感銘を受けた言葉を忘れないように下記にメモしておきます。
「個性を捨てろ!型にはまれ!」は、守破離について学びたい方にオススメですので、気になる言葉がある方はぜひ、読んでみてください。
また、「個性を捨てろ!型にはまれ!」は、「個性なんかいらない」、「普通の力を出すことが大切」など、今までの成功法則、成功ノウハウで当たり前に述べられて来た「個性」や「最高の自分を表現する」などと言ったことが、良い意味でひっくり返されます。
その点でも、「個性を捨てろ!型にはまれ!」は、地に足がついた、等身大の自分で実行できる成功方法、成功哲学と言えそうです。
わたしも、多くの気づきを得ました。
興味がある方は、絶版など手に入りにくくなる前に、ぜひ、読んでみてください。
●「個性を捨てろ!型にはまれ!」を読んで、感銘を受けた言葉
・「いつかそのうち」の夢なんて、絶対に実現しないまま終わってしまう。
・もしチャンスが残されているとするなら、やるタイミングは「いま」なのだ。
・(成功への)近道はウロウロ探しまわるものではないし、自分で果敢に切り開いていくものでもない。あらかじめ誰かが整備してくれた道路を、猛スピードで走り抜ける。それに勝る近道はないのだ。
・本当の個性とは、他人と同じことをやっていく中でこそ、明らかになってくるものなのだ。
・本当の意味でのオリジナルになれる人なんて、多く見積もっても10年に1人、下手をすれば100年に1人の確率だ。
・よく、仕事について「自分を表現するもの」のように考えている人がいるが、それは大間違いである。仕事とは「他人の需要に応えるもの」だ。自分を表現するとか、自己実現とか、そんなふわふわしたことを言っているようでは、いつまでたっても仕事にならない。
・誰かの役に立ち、誰かに求められ、誰かから感謝されることが、その人に存在価値があり、また個性があるという証拠なのだ。
・きっとあなたは誰かの役に立っている。自分の気づかないところで誰かに求められ、気づかないうちにそれに応えている。