原田泳幸マクドナルド社長・CEOの経営者としての業績や功績とは?学歴、経歴、評判とは?
先日、BSジャパン(BSJAPAN/テレビ東京系列)で放送されている経済テレビ番組「カンブリア宮殿」を見た。
「カンブリア宮殿」は、司会・メインインタビュアーが村上龍、サブインタビューワーが小池栄子で、ビジネスマンに人気のTV番組だ。
なぜ「カンブリア宮殿」を見ようとしたのか?
それは、経営者として、ビジネスマンとして成功を収めている日本マクドナルドホールディングス株式会社、日本マクドナルド株式会社代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者 (CEO)の原田泳幸氏(はらだえいこう)がゲスト出演するからだ(本名:原田永幸)。
原田泳幸CEOは、東海大学出身の学歴で、マクドナルドの社長CEOに就任する前は、今スマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」で話題のアップルコンピュータ株式会社の代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長も勤めた経歴もある。
原田泳幸社長CEOは、2004年マクドナルドの社長就任後、独自の経営戦略により、8年連続で増収増益を続けるという業績、功績をあげており評判が高いカリスマ経営者であり、プロ経営者とも呼ばれている。
評判の経営者として功績をあげてきた原田泳幸社長CEOが、マクドナルドで実績をあげた驚きの経営戦略とは?
なぜ、原田泳幸社長CEOはたった8年の間にマクドナルドを飛躍的に経営改革、再生できたのか?。
その驚きの経営戦略とは?。
それは、原田泳幸社長CEOは、新規顧客を低価格商品で獲得し、クーポンなどでリピートさせ、そして、リピーターとなった新規顧客を従来の商品よりもさらに価値を引き上げた利益率の高い高価格帯の商品へと誘導する経営戦略を行ったからである。
ここでポイントは、低価格商品の販売だけで終わらずに、それを高価格帯の商品へとつなげていった点である。
今までのマクドナルドでは、低価格商品の販売だけで終わっていたが、原田泳幸社長CEOは、それを今度は着実に高価格の商品へつなげていく経営戦略を行った。
今行っている「100円マック」を開始するときに、社内では過去に安売りで失敗した苦い経験があったため「また、安売りか?」と反発があった。
しかし、原田泳幸社長CEOは、「今までの安売りとはと違う」と社員を説得したそうだ。
なぜなら、このような、収益を増やすためのストーリーが描かれていたからである。
他の外食産業はこの「低価格商品から高価格商品への転換」という経営戦略を行っているのか?
このようなマクドナルドの快進撃を目の当たりにして、わたしは、他の外食産業は、このような、「低価格商品から高価格商品への転換」という経営戦略を行っているのであろうか?、という疑問が浮かんだ。
例えば、何かと話題になる牛丼チェーン店ではどうだろうか?。
ざっと見た感じでは、牛丼チェーン店は、なんとなく安売りだけで終わっているような感じがする。
牛丼チェーン店もマクドナルドと同じように、安売りだけで終わらずに、高価格の商品へつなげていったらどうか?。
例えば、安売りの牛丼で掴んだ新規顧客に対して、魚沼産コシヒカリ、松坂牛など高級食材を使用した特製牛丼を限定で販売したら、収益があがるのではないか。
マクドナルドの経営戦略が述べられている本、書籍とは?
話をマクドナルドの経営改革に戻すが、この新規顧客を獲得しリピートさせ、客単価を上げていく経営戦略、極意ってどこかで聞いたことがあるぞ。
何かの本で読んだ記憶がある。
実践マーケッターの神田昌典氏の著作だったろうか?。
いや、違う。
そうだ。
思いだした。
ビジネス書の名著と言われる「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」という本に書いてあったことだ。
これは、全米ナンバーワンマーケティング・コンサルタントが書いたジェイ・エイブラハムが書いた本である。
現在、この本は絶版となっているが、内容の希少さゆえ、古本を扱うアマゾンマーケットプレイスでは、絶版になっても、定価の倍以上ものプレミアム価格で取引されている。
ちなみに、この本は、その後、「ハイパワー・マーケティング」というタイトルで再版されている。
また、最近では、上記に紹介した本に関連して、「ビジネスは「客数」×「客単価」×「購入回数」だけで出来ている!―ホリエモンの左腕?だった男が実践しているビジネスの黄金法則」という本もでている。
この本では、ズバリ、マクドナルドの成功事例がかなりのページを割いて紹介されている。
原田泳幸社長CEOがマクドナルドで業績、功績をあげた経営戦略はシンプル!
話をもとに戻すが、この「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」で述べられていたことは、ビジネスを成功させるには、(1)客数を増やして、(2)購買頻度を高め、(3)客単価を上げていけばよい、たったこの3つのことをやればよいと記されている。
原田泳幸社長CEOのマクドナルドでの上記の「低価格商品から高価格商品への転換」という経営戦略と合わせてみると、ピッタリ合致する。
ビジネスとはつまるとこ、「(1)客数を増やして、(2)購買頻度を高め、(3)客単価を上げていく」だけのこと。
ただ、それだけのこと。
ビジネスとは、これほどシンプルなものなのである。
ビジネスとは、複雑怪奇に見えるが、実はシンプルだ。
物事の本質はいつもシンプルだ。
そして、単純だ。
この3つだけ磨いていけばいいんだ。
昨今、テレビ、新聞、雑誌、書籍、インターネットで語られているすべては、この3つの応用編や具体例でしかない。
それゆえ、原田泳幸社長CEOは、ビジネスの本質、経営の極意をつかんでいる。
業績や功績をあげ成功をおさめている評判の経営者は、本当に考えがシンプル。
事業を成功させても、なぜ、成功したのか自己分析できずに、結局は、熱意、努力といった精神論で語る経営者が多いなか、原田泳幸社長CEOは、成功の要因をきちんと把握しており、しかも、その内容は、非常にシンプル。
経営戦略にブレがない原田泳幸社長CEO。
ビジネスで数々の実績や功績をあげ続けている評判の経営者、原田泳幸社長CEOは観客の質問に即答!
さらに、カンブリア宮殿のTV番組を見て驚いたことがある。
番組は特別版のスペシャルで観客からの質疑応答シーンがあったが、原田泳幸社長CEOは、会場の観覧者である経営者たちの質問に即答で答えていたところである。
経営者が経営上の悩みを原田泳幸社長CEOに問うが、原田泳幸社長CEOは、異業種の社長の悩みでも、質問を聞いただけで、その処方箋を即答で答えていた。
さすがだなあ、と思った。
そして、どの回答も、「(1)客数を増やして、(2)購買頻度を高め、(3)客単価を上げていく」というビジネス原則を応用した答えであった。
原田泳幸社長CEOの回答例を聞いていて、いかに経営戦略にブレがないことを感じた。
この3つのビジネスの原則は、ビジネスを行う上で非常に参考となるので、一生の財産としておこう。
これからわたしは、仕事をする上で、この3つのことを磨くことに注力していこう。
業績、功績をあげ成功するビジネスマン、評判のビジネスマンになるために。
夢を実現させるために。