なぜ、わんこそばで有名な蕎麦屋「東家」(岩手県盛岡市)へ行く気になったのか?
先日、岩手県盛岡市にある、わんこそばのメニューが有名な蕎麦屋の「東家」(あずまや)に行った(ちなみに「東屋」ではなく「東家」ね)。
なぜなら、盛岡市民なのにそば処の東家に行ったことがなかったからだ。
「東家=わんこそば=観光客が行く店」と固定概念があったので、行くことはなかった。
しかし、最近、蕎麦のおいしさがわかる年齢にもなり、わんこそばでなくてもいいから、盛岡市で創業明治40年という老舗の蕎麦屋の味を一度は確認してみたいと思い向かってみた。
東家は、東家本店をはじめ盛岡市内に3店舗あるが、JR盛岡駅に行く機会があったので、とある日のランチに東家盛岡駅前店に行ってみた。
わんこそばで有名なそば処「東家」盛岡駅前店で注文したランチメニューとは?
そば処の東家の盛岡駅前店は、JR盛岡駅の向かいのビルの2階にあった。
本当に駅の真向かいにあった。
東家の店頭で、事前の予約が必要なわんこそば以外の普通のソバのメニューももちろんあるだろうと、メニューをみようとしたが見当たらなく、仕方なく入店してから聞いた。
店員の方が笑顔で、「わんこそば以外のお蕎麦そばもありますよ」と答えてくれたのでホッとした。
ランチタイムに訪れたが、平日のお昼というせいか、お客は少なかった。
広い広間の座席に案内されると、やはり、団体客が多く、みんなわんこそばを食べていた。
中には、外人の方の姿も見え、観光客らしく、しきりにカメラのシャッターをきっていた。
もちろん、私は、わんこそばではなく、人気というカツ丼でもなく、普通のソバのメニューから、「くるみそば」を注文した。
このくるみそばの胡桃は、東日本大震災で被災された方が手仕事で拾ったものを使っているという。
少しでも、お役に立てればという気持ちがあり、迷うことなく、このくるみそばを頼んだ。
ほどなくして、くるみそばが出てきた。
ざるそばと胡桃を擦った出汁が付いている。
これをざるだしで割って食べる。
蕎麦は、店員の方に聞いたところによると、手打ちだそうだ。
わんこそばで有名なそば処「東家」盛岡駅前店で注文したメニュー「クルミそば」のお味は?
さっそく、クルミそばを食べてみた。
そばは、かなり麺が細いが、手打ちということで、かなり弾力があり、歯ごたえがあった。
まるで、盛岡冷麺のような弾力感がある麺に感じた。
麺類は麺固めが好きなので、この蕎麦の弾力感は気に入った。
そして、胡桃の方も、ほどよい自然な甘さが口いっぱいに広がり、なかなか美味であった。