新世界串揚げ店、オススメ新世界串かつ屋、おすすめ通天閣串カツ店

新世界はコンパクトな街

大阪府大阪市、通天閣・新世界に初めてやってきた俺。

串揚げ、串カツで有名な大阪の通天閣・新世界は広いのかと思ったら、意外とコンパクトにまとまっていてそれほど広くはなかった。

30分もあればすべての通りを歩くことができるだろう。もっとたくさんの串揚げ店、串カツ屋などのグルメなお店が並んでいるかと思ったがそうでもなかった。

新世界の一角、ジャンジャン横丁も、俺が好きなプロレスラー・愚乱浪花が歌う「愚乱浪花が歌うスペル・デルフィン応援歌~嗚呼!栄光のスペル・デルフィン」(CD「スペル・デルフィンのテーマ「セニョール・ペルフェクト」」に収録)の歌に出てくるから期待していったが、そんなに大きな通りという訳ではない。

じゃんじゃん横丁には、工事中のためか、通りの片面はに店がなく、かなりの距離、ガードで覆われているところもあった。

それでも、おもしろいことに、同じような形の串揚げ屋、串カツ店でもお客がたくさんいるところと、そうでもないところが隣接しあっていたので、おもしろかった。

パッと外からみた感じでは、違いを生み出す違いはわからなかったが、何か理由があるのだろう。

 

たくさんある串揚げ屋の中で俺が選んだ串揚げ店とは?

新世界に行った目的は、もちろん、串揚げ、串カツを食べること。グルメ三昧、食い倒れ(くいだおれ)や!

午前11時。

当然、あいている串揚げ店、串カツ屋は少なく、どの店も開店準備に忙しそうだ。

ぐるぐるまわって散々物色した挙句、派手な看板の観光客向けの大型串揚げ店・串カツ屋でなく、地元のおっちゃんが来るような小さな立ち飲み屋へ。

できるだけ揚げたてを食べたかったから、マスターが揚げたてをカウンター越しに「あいよ」と渡してくれそうな小さな立ち飲み屋を選んだ。

テーブル席がダーと並ぶ大型の串揚げ屋や串カツ店では、厨房からちょっと距離があるので、揚げたてを望む俺には合わなかった。(テレビの見すぎやね)

 

小さな立ち飲み屋の客層は?

俺が入ったその小さな立ち飲み屋のお客は地元のおっちゃんばかり。

みんな一人で来て、静かにビールを飲んだり肴を食べたりしていた。

観光客は俺だけだった。でも、地元のおっちゃんに囲まれたおかげで、地元の雰囲気が味わえてよかった。

本当の新世界の雰囲気を満喫できた。

通天閣からまっすぐ下ったメインどおり?にある「やまと屋」?、という小さな立ち飲み屋です。

通天閣を背にして左側の並びにあります。オススメ。本当におすすめ。

本当の新世界を味わいたかったら行ってみて。

 

通は串揚げを頼まない

小さな立ち飲み屋に入った俺。

新世界の串揚げ屋は初体験。

なので、ソースの二度漬け禁止くらいはテレビを見て知っていたが、その他の細かい食べ方のルール、テクニックはわからない。

ソースに入れた串はまわしてもいいのか、それともサっとつけるだけなのか?。

ソースは切るのか、それとも垂れたまま皿まで持っていくのか?。

ソースの缶の上の金属製の網は何のためにあるのか?

などなどわからないことばかり。

誰かほかの客のを見て食べようと思ったら、他の常連のお客のおっちゃんたちは、意外にも、誰も串揚げ、串カツを頼んでいなかった。

俺の左隣のスーツを着た小太りでめがねをかけていたおっちゃんは、寿司と肴の煮物を日本酒で飲んでいたし、右隣のおっちゃんは、湯豆腐とさつまいものバター焼きをビールで流し込んでいた。

通(つう)は、串揚げ、串カツなどは頼まないのだ。

これは、本当に意外で驚いた。

仕方ないので俺は、串揚げ、串カツのソースを一度だけつけて、あとは適当にごまかして口にほうばっちゃった。

 

全品100円、売り切れゴメンの串揚げ

この小さな立ち飲み屋で、牛、豚、しいたけ、にんにく、じゃがいも、チーズ、えびを注文。

意外と、ジャガイモがホクホクしていておいしかった。

全品100円。

ネタは当日の使い切に限り品切れもありと店内表示。

売り切れ御免。

信用商売いいね。

マスターが俺を観光客とみるや、気をきかして、小ジョッキをサービスしてくれた。

ありがとう。

 

煮込み料理だけど「どて焼き」

この小さな立ち飲み屋で、名物の「どて焼き」を初体験。

名前は聞いたことがあるけど、実物はみたことはなかった。

「どて焼き」だから「焼きものか」と思ったら、煮込み料理。

牛筋を白味噌で煮込んだ料理。

居酒屋で牛筋の煮込みは必ず頼むので、これはうまかった。

白味噌で珍しいし。

もちろん、ビールによくあいます。

  

大阪・新世界は日本のイタリアか?

通天閣がそびえ立つ大阪・新世界で昼間から、串揚げを食べつつビールを飲んでいるオレ。

そして、オレのまわりのおっちゃんたちも昼間から、肴をつまみつつ、酒を飲んでいる。

そこで、オレはヒラメイタ。

大阪・新世界は、「日本のイタリアか?」、とオレは思った。

昼間からおいしいものを食べながらお酒が飲めるなんて、なんだかイタリア人っぽいライフスタイルに感じたからだ。

本当に、イタリア人が昼間からおいしいものを食べながらお酒を飲んでいるのかは、知らない。

テレビや雑誌や本などの情報がごちゃませになって、間違った知識になったのかもしれないが、イタリア人は食の時間を楽しむことを人生のメインテーマとして持っていると聞いたので、オレにはイタリア人は昼間からからおいしいものを食べながらお酒が飲んでいるイメージがあった。

でも、イタリア人は、食事だけでなく、食事中に会話も楽しむとも聞いたので、それなら必ず二人以上でくるはずだから、新世界のおっちゃんみたいに一人静かにすごすわけじゃねーよなー、それじゃ、やっぱりイタリアと大阪・新世界は違うなー、と思い、オレの「大阪・新世界は日本のイタリア論」は、飲んでいたビールの泡のごとく瞬く間に消えた。

 

小さな立ち飲み屋は商売上手・店のつくり・経営論

この立ち飲み屋を選んだのは、店員と客の距離が近いだけではなく、ほかにも理由がある。

まず、「外から店全体が見渡せたこと」、「先客がいたこと」である。

とにかく、初めての新世界なので、どんな店でどんなお客がいるかわかっただけで、安心して店に入れた。将来、こじんまりとした店をやりたいと思っていたのでとても参考になった。

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