●熊本県熊本市、熊本電鉄(熊本電気鉄道)へ
ローカル私鉄鉄道マニアのわたくし。
先日、熊本県熊本市を走る熊本電鉄(熊本電気鉄道/菊池電車/きくち電車)に乗ってきました。
熊本電鉄は、熊本市郊外と中心部を結ぶ電気鉄道なのですが、途中に併用軌道区間(路面走行区間)がある見所がある鉄道なのです。
併用軌道区間(路面走行区間)は、熊本電鉄の終点で、熊本市繁華街の入口に位置する藤崎宮前駅から黒髪町駅までの間にあります。
その併用軌道区間(路面走行区間)を見たくて乗りました。
熊本電鉄がJRと接続するのは、熊本駅の隣り、博多方面の一つ隣りにあるJR九州・鹿児島本線上熊本駅です。
上熊本駅から熊本電鉄に乗りました。
上熊本駅は以前来たよりも新しくなっていました。
都市近郊の都会的な駅になっていました。
上熊本駅は熊本電鉄のほかに、熊本市電(熊本市交通局)の路面電車も駅前より発着しており、熊本の北のターミナル駅になっています。
●熊本電鉄の旧東急5000系、愛称・青ガエル電車車両に乗車
JR上熊本駅前にある熊本電鉄上熊本駅より熊本電鉄に乗車。
旧東急5000系の、愛称・青ガエルという名の古い電車車両に乗りました。
電車の正面が、カエルのようなユーモラスな愛嬌のある顔立ちの電車車両のため、青ガエルとあだ名がつけられています(今で言うなら、えびちゃん顔?の電車)。
JR上熊本駅までは、JR九州の洗練されたデザインの電車・列車に乗ってきたので、旧東急5000系青ガエルのイカツイ顔のギャップに圧倒されました。
しかも、一両の単行運転なので、旧東急5000系青ガエルは両運転台車となっています。
青ガエルの反対側正面は、のっぺりした顔となっています。
旧東急5000系青カエル電車は走りました。
熊本電鉄は、車両内に自転車持込可能なので、3人ほど女性が自転車持ち込んでます。
電車内に自転車があるので、変わった風景です。
そして、旧東急5000系青かえる電車はよく揺れます。
つり革がジャンプしそうなほど揺れます。
そして、ほどなくして、旧東急5000系青がえる電車は、北熊本駅に到着。
乗り換えて、路面区間の最寄り駅の黒髪町駅をめざします。
今度は、元東京都交通局三田線で活躍していた6000形ステンレスカーに乗りました。
熊本電鉄は、乗り換え時間がないように、綿密にダイヤが組まれていて、すぐ電車がやってきました。
フリークエントサービスっていうやつかな?。
●黒髪町駅から藤崎宮前駅間にある併用軌道区間(路面走行区間)へ
そして、北熊本駅の隣りにある黒髪町駅で降りて、藤崎宮前駅方面へ数分歩き、併用軌道区間(路面走行区間)へ。
もう、本当に驚きました。
熊本電鉄の線路は、専用軌道からいきなり一般の道路の端を走ります。
ただ、幹線道路ではなく、住宅街の1.5車線ほどの道路ですので、それほど、車の通りは多くありません。
しかし、併用軌道区間(路面走行区間)に入ってすぐ、高校があり、そして、住宅が続いています。
併用軌道区間(路面走行区間)は、ざっとみたところ300メートルほどでしょうか。
ちょっと見たところ、神奈川県の湘南を走る江ノ電(江ノ島電鉄)の併用軌道区間(路面走行区間)のようにもみえます。
ただ、熊本電鉄の併用軌道区間(路面走行区間)は、道路は当然舗装されていますが、線路があるところだけは、舗装されていません。
大き目の砂利がしきつめられています。
併用軌道区間(路面走行区間)に感動したわたしは、これは、ぜひ電車が通るのをみたいということで、15分ほど電車が来るのを待ちました。
やがて、踏切がなり、藤崎宮前駅方面から電車がやってきました。
ステンレスカー車両の二両編成の電車がゆっくりと、併用軌道区間(路面走行区間)を通りすぎていきました。
いやー、これはローカル私鉄鉄道マニアにはたまらん。
こんな都会的なデザインのステンレスカーが、道路路面上を走るなんて。
信じられない。
そのギャップがたまらない。
動画投稿サイト「Youtube」(ユーチューブ)にも動画があるので、見てみてください。
ローカル私鉄鉄道マニアにはたまりませんよ。
そして、現地で見てみてください。
21世紀、平成の今の時代に貴重ですよ。
●熊本電鉄の車窓から併用軌道区間(路面走行区間)を眺める
そして、今度は、黒髪町駅へ戻り、藤崎宮前駅行きの電車に乗り、併用軌道区間(路面走行区間)を電車内から見てみました。
運転席後ろに立ち、大の大人が子供のように車窓を眺めました。
車窓から見る併用軌道区間(路面走行区間)もいいですね。
さきほど街角から見た時と角度が違って見えて、いい感じです。
雰囲気が良く伝わってきます。
みなさんもぜひ、見てみてはいかがでしょうか。