●日本に鉄道が開業してからすでに130年。
日本に鉄道が開業してから、すでに130年以上の時が過ぎました。
日本に鉄道が開業したのが、明治５年。
明治の鉄道ってどんな感じだったのでしょうかねぇ。
とある本によると、今でこそ、巨大なビル群がそびえる東京・山手線沿線も、明治時代は、のどかな田園風景が広がっていたとか…… 。
また、西の都・大阪の大阪駅では、今では頻繁に車が行き来する駅前を、当時は、人力車が闊歩していたとか…… 。
さらに、三大都市圏のひとつ名古屋にある名古屋駅も、ホームが３番線までしかなく、ただっ広いガランとした駅構内は、どこかローカル線の駅のようなのどかな雰囲気をかもしだしていました。
鉄道沿線に大きなビルが並び建ち、駅前を頻繁に車が行き交い、列車が発着するホームがいくつも並ぶ現代の鉄道風景から比べますと、信じられない光景ですよねぇ。
●明治時代の鉄道を貴重な写真で探ってみませんか？
こんな今となっては、貴重で、珍しい明治の鉄道を巡る旅へでかけませんか？
実は、日本全国各地の明治時代の鉄道風景の写真をまとめたものが、「保存版・古写真で見る明治の鉄道」（編著：原口隆行/発行：世界文化社）として一冊の本となっております。（残念なことに現在は入手困難のようです）
現在は入手困難のようですが、この、「保存版・古写真で見る明治の鉄道」をご覧になると、日本各地の明治時代の鉄道風景の貴重な写真が、なんと、「500点以上」楽しむことができます。
例えば、一部をあげますと、函館本線、東北本線、山手線、東海道本線、関西本線、山陽本線、鹿児島本線などなど全国各地の明治時代の鉄道風景がご覧になれます。実は、冒頭の山手線、大阪駅、名古屋駅の話題もこの本の中からご紹介したものです。
駅舎、駅構内、列車、鉄橋、トンネル、築堤はもちろんのこと、山や川、海などの沿線風景、人々の姿など様々な鉄道風景を見ることができます。
一例をあげますと、アメリカやイギリス製の蒸気機関車が客車をひいて走った山手線、埋めたて前で、海がすぐ駅の横に隣接していた品川駅（ウソかと思うかもしれないですが本当なんです！）、開通間もない頃でホーム一つに線路が一本しかなかった京都駅、現在の門司港駅のような洒落た洋風建築だった博多駅などなど「保存版・古写真で見る明治の鉄道」には、今となっては到底信じられないような、貴重な明治時代の鉄道風景を収めた写真を多数見ることができます。
他にも、札幌駅、旭川駅、手宮駅、函館駅、釧路駅、夕張炭鉱、仙台駅、盛岡駅、福島駅、塩竃駅、大宮駅、上野駅、渋谷駅、新橋駅、万世橋駅、八王子駅、千葉駅、上諏訪駅、福井駅、金沢駅、静岡駅、浜松駅、豊橋駅、岡崎駅、四日市駅、亀山駅、奈良駅、神戸駅、吹田駅、三ノ宮駅、広島駅、岡山駅、倉敷駅、松山市駅、徳島駅、丸亀駅、多度津駅、熊本駅、鹿児島駅、長崎駅などなど全国各地のたくさんの駅、沿線風景の写真が「500点以上」も楽しむことができます。
また、「保存版・古写真で見る明治の鉄道」には、イギリス、アメリカ、ドイツなどで作られた明治時代に活躍した蒸気機関車の姿をまとめた「古写真で見る明治の機関車」が収められています。
さらに、鉄道写真家の広田尚敬氏と「保存版・古写真で見る明治の鉄道」の編著者で、鉄道研究家の原口隆行氏の興味深い対談「鉄道古写真の世界」なども収められています。
「保存版・古写真で見る明治の鉄道」は、これ一冊で、明治の鉄道の姿が存分に楽しむことができます。
今宵は、タイムマシーンに乗ったつもりで、100年前の鉄道を巡る旅へでかけてみませんか？ 。
興味のある方は、現在、「保存版・古写真で見る明治の鉄道」は、入手困難のようですので、お近くの図書館でご覧になるか、もしくは、上記リンク先の「Amazon.co.jp」にあります「アマゾンマーケットプレイス」で中古本をお求めになるなどして、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
