●鉄道旅紀行:日本最南端の駅「西大山駅」を再び訪ねて
わたしは、再び鹿児島県揖宿郡山川町の西端にある日本最南端の駅、JR指宿枕崎線JR西大山駅(JR九州)へやってきた。
おもいかえせば、西大山駅へ来たのは三度目、列車で通ったのを含めれば四度目になるので、あたりの景色にそれほど感動もないが、日本最南端の駅に今度は、原付バイクで来てしまった自分にはわれながら少し感動してしまった。
西大山駅は畑や草地がひろがる中にある。
開聞岳をのぞむホームは短く、駅舎もない小さな西大山駅だが、日本最南端と聞きつけて、けっこう観光客がおとずれる。
きょうは「ナンバー」(千葉県)のRV車が来て、西大山駅の写真をとっていった。
わたしと同じくらいの年齢の息子とその両親のようだった。
前回来たときは、黒塗りのタクシーがやってきて老夫婦が西大山駅をたずねて来ていた。
西大山駅のホームにはおとずれた人々がメッセージをつづった「らくがき帳」が置かれている。
めくってみると、高校生など、けっこう若い人も来ているようだ。
男性アイドルがテレビでこの西大山駅へ来たので、おとずれたという福岡の女の子もその一人だ。
「池田湖の謎の怪獣イッシーといい、この一面の畑の中、開聞岳をのぞむ日本最南端の駅、西大山駅といい、鹿児島はスケールが大きい」というようなことが書いてある。
高校生の女の子にとって「鹿児島」、「薩摩半島」はかなり、カルチャーショックだったようだ。